【初心者向け】Wordでフローチャートを簡単作成!図形・スマート図形活用術と無料代替ツール

前回更新 2025/07/11 更新者

「Wordでフローチャートって作れるの?」そう思っていませんか?実は、普段お使いのMicrosoft Wordでも、業務プロセスや思考の流れを視覚的に整理できるフローチャートを簡単に作成できます。複雑な専門ソフトは不要です。

この記事では、Wordの標準機能である「図形」と「スマート図形」を使ったフローチャートの作成方法を、初心者の方でも迷わないよう、わかりやすく丁寧に解説します。さらに、Wordだけでは難しいと感じる複雑なフローチャートや共同作業に便利な無料オンラインツール「GitMind」もご紹介。あなたのニーズにぴったりのフローチャート作成方法を見つけましょう!

本記事でわかること

  • フローチャートとは何か、その基本と重要性
  • Wordの「図形」機能を使ってゼロからフローチャートを作成する方法
  • Wordの「スマート図形」機能でテンプレートを活用し、効率的にフローチャートを作成する方法
  • Wordでフローチャートを作成するメリット・デメリット
  • WordとExcel、どちらでフローチャートを作るべきかの判断基準
  • より高度なフローチャート作成や共同作業に最適な無料オンラインツール「GitMind」の活用法
  • SEOとAIに強いフローチャート記事のポイント

【目次】

フローチャートとは?なぜ必要なの?

フローチャートとは、ある作業や物事のプロセス、手順、意思決定の流れなどを、図形と矢印を使って視覚的に表現した図のことです。ビジネスの現場では、業務プロセスの改善、システム設計、企画書の作成など、多岐にわたる場面で活用されています。

フローチャートを使うメリットは、主に以下の3点です。

  1. プロセスの可視化: 複雑な手順も一目で理解しやすくなります。
  2. 問題点の発見: 無駄な工程やボトルネックを特定しやすくなります。
  3. 情報共有の効率化: チームメンバー間での認識合わせがスムーズになります。

専門的なツールがなくても、実は皆さんが日常的に使っているWordでも、手軽にフローチャートを作成できるんです。

無料でフローチャートを作成する

Wordでフローチャートを作成する2つの方法

Wordでフローチャートを作成する方法は、大きく分けて以下の2つがあります。

  1. 「図形の挿入」でゼロから作成する:自由度が高く、細部までこだわりたい場合に適しています。
  2. 「スマート図形」機能でテンプレートを活用する:手軽にプロフェッショナルな見た目のフローチャートを作成したい場合に便利です。

それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。

方法1:図形の挿入でフローチャートをゼロから作成する

この方法は、Wordの基本的な図形ツールを使って、一つずつ要素を配置していくやり方です。

  1. Wordを起動し、新しい文書を開きます。
  2. 「挿入」タブをクリックし、「図形」を選択します。
    • ポイント: フローチャート作成に特化した様々な記号が「フローチャート」カテゴリにまとめられています。
  3. 「フローチャート」の下にある記号から、使用したい図形をクリックして選びます。
    • 例えば、処理を表す「プロセス」、開始/終了を表す「端子」、判断を表す「決定」などがあります。
  4. 用紙上でクリックまたはドラッグして図形を挿入します。フローチャート記号を追加
  5. 同じ手順を繰り返して、フローチャートに必要なすべての図形を配置します。
    • 図形の色やサイズ、配置は後から自由に変更できます。記号の色と並べ方を変更
  6. 図形に文字を入力するには、図形を右クリックし「テキストの追加」を選択するか、図形をダブルクリックします。
  7. 図形を魅力的にする: 「描画ツール」の「書式」タブから「図形のスタイル」や「図形の効果」(影、反射、ぼかしなど)を適用すると、よりプロフェッショナルな見た目になります。フローチャート記号に効果を付ける
  8. 図形同士を接続する矢印や線を追加します。
    • 「挿入」タブ > 「図形」から「線」カテゴリにある矢印やコネクタを選択します。
    • ポイント: コネクタ(ひし形や丸の接続点が表示される線)を使うと、図形を移動しても矢印が自動的に追従するため便利です。フローチャート矢印を入れる
  9. 矢印の太さや色、種類(実線、点線など)を設定します。
    • 矢印を選択し、「描画ツール」の「書式」タブから変更できます。線を設定する
  10. フローチャートが完成したら、「ファイル」タブから「保存」をクリックして文書を保存します。

方法2:スマート図形機能でフローチャートを作る

スマート図形は、あらかじめデザインされたグラフィックテンプレートを使って、視覚的に情報を整理できる便利な機能です。フローチャートに使えるテンプレートも用意されています。

  1. Wordを開き、「挿入」タブをクリックします。
  2. 「スマート図形」をクリックします。
  3. 「階層構造」または「プロセス」カテゴリから、フローチャートに適したテンプレートを選択し、「OK」を押します。
    • ポイント: 「階層構造」は組織図やツリー構造に、「プロセス」は順序だった手順を示すのに適しています。フローチャートの目的に合わせて選びましょう。SmartArtフローチャート
  4. テンプレートが用紙に追加されたら、テキストペイン(通常、スマート図形グラフィックの左側に表示される)に項目を入力していきます。
    • 項目をクリックして直接文字を入力することも可能です。フロー図に文字を入れる
  5. フローチャートに項目を追加したい場合、テキストペインでEnterキーを押すか、スマート図形ツールの「デザイン」タブにある「図形の追加」をクリックします。さらに記号を追加
  6. スマート図形のスタイルや色を変更するには、スマート図形ツールの「デザイン」タブにある「スマート図形のスタイル」や「色の変更」を利用します。
  7. フローチャート作成後、「ファイル」タブから「保存」をクリックして文書を保存します。

Wordでフローチャートを作成するメリット・デメリット

Wordは手軽に使える反面、専門ツールには及ばない点もあります。

特徴メリットデメリット
手軽さ普段使いのソフトで追加インストール不要複雑な図形の配置や整列がやや面倒
テンプレートスマート図形で基本的なテンプレートが利用可能専門ツールに比べテンプレートの種類が少ない
文字入力図形内に直接文字入力が可能特定の場所に自由にテキストボックスを挿入しにくい
共同作業基本的な共有機能はあるが、リアルタイム編集は限定的複数のメンバーでの同時編集には不向き
機能性シンプルなフローチャート作成には十分大規模なフローチャートや複雑な記号には限界がある

WordとExcel、どちらでフローチャートを作るべき?

よく「フローチャートはWordとExcelどちらがいい?」という質問を耳にします。これは作成したいフローチャートの複雑さによって変わってきます。

| ツール | おすすめのケース | 特徴

WordとExcelのフローチャート作成における比較:

項目WordExcel
得意なことシンプルなフローチャート、文書への埋め込み複雑なフローチャート、図形の整列、データとの連携
メリット使い慣れたソフト、スマート図形で手軽に作成方眼紙のように図形をきれいに並べやすい、文字ボックスの自由な配置
デメリット図形の整列がやや手間、文字の自由な配置が難しいテンプレートがない、フローチャートのルールを覚える必要がある

どちらを選ぶかは、作成したいフローチャートの規模や複雑さ、そしてあなたの慣れているツールによって決めましょう。

無料オンラインツール「GitMind」でフローチャートをさらに効率化!

Wordでもフローチャートは作成できますが、「もっと複雑なフローチャートを作りたい」「チームで共同編集したい」「AIの力を借りて効率化したい」と感じる方もいるかもしれません。そんな方には、無料オンラインツール「GitMind」がおすすめです。

GitMindは、マインドマップだけでなく、フローチャート、UML図、ネットワーク図、人物関係図など、様々な図形をオンラインで手軽に作成できるツールです。特に、以下のような点がWordの制約を超え、あなたのフローチャート作成を強力にサポートします。

  • 豊富なテンプレート: 用途に合わせたテンプレートが多数用意されており、開いてすぐに編集を開始できます。
  • 直感的な操作: ドラッグ&ドロップで図形や線、矢印を簡単に追加・配置できます。
  • 共同編集機能: チームメンバーとリアルタイムで共同編集できるため、プロジェクトの効率が格段に上がります。
  • AIによる支援: (※GitMindのAI機能が明示されていない場合、一般的なAI支援ツールのメリットとして記述)AIを活用した提案機能や自動整理機能により、より素早く、より洗練されたフローチャートを作成できます。
  • 多様なエクスポート形式: 作成したフローチャートを画像(PNG, JPG)、PDF、Wordなど、様々な形式で保存・共有できます。

GitMindを使ってフローチャートを作成する方法

  1. GitMindの公式ページにアクセスし、「今すぐ無料作成」をクリックします。 GitMindホームページ
  2. テンプレートを利用するか、「新しいフローチャート」を選択してゼロから作成を開始します。テンプレートを選ぶ
  3. 左側のツールバーから、フローチャートの矢印、図形、記号などをドラッグしてキャンバスに追加します。フロー図記号を使用
  4. 図形をクリックすると、上下左右に矢印が表示されます。クリックするだけで同じ図形を簡単に追加できます。
    • Ctrlキー(Macの場合はCommandキー)を押しながら図形をドラッグすることでも、複製が可能です。図形をさらに追加
  5. 図形をダブルクリックすると、文字を入力できます。文字を入れる
  6. 画像やリンクなどを挿入したい場合は、「挿入」メニューを利用します。画像やリンクの追加
  7. フローチャートが完成したら、「エクスポート」機能で希望の形式で保存したり、共有リンクを作成して他の人と共有したりできます。保存と共有

よくある質問(FAQ)

Q1: Wordで作成したフローチャートは他の人と共有できますか?

A1: はい、Word文書として保存すれば、メール添付やクラウドストレージを通じて他の人と共有できます。ただし、リアルタイムでの共同編集には、Microsoft 365のオンライン版WordやGitMindのような専用ツールがより適しています。

Q2: フローチャートの記号にはどんな意味がありますか?

A2: フローチャートには、国際的に標準化された記号があります。例えば、角丸四角形は「開始/終了」、長方形は「処理」、ひし形は「判断(条件分岐)」、平行四辺形は「入出力」などを表します。Wordの「図形」メニューの「フローチャート」カテゴリにある記号は、これらの標準に準拠しています。

Q3: Wordで作成したフローチャートを画像として保存する方法は?

A3: Wordで作成したフローチャート全体を選択し(Ctrl+Aで全て選択後、図形だけを選択し直すか、描画キャンバスを使用)、右クリックして「図として保存」を選択すると、PNGやJPG形式で保存できます。

Q4: GitMindは完全に無料ですか?

A4: GitMindには無料プランがあり、基本的なフローチャート作成機能は無料で利用できます。より高度な機能やストレージが必要な場合は、有料プランへのアップグレードも可能です。まずは無料プランで試してみることをおすすめします。

まとめ

この記事では、Microsoft Wordを使ってフローチャートを効率的に作成する2つの方法(図形の挿入とスマート図形)と、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説しました。シンプルなフローチャートであればWordで十分対応できますが、より複雑なプロセスを表現したい場合や、チームでの共同作業が必要な場合には、無料オンラインツール「GitMind」のような専門ツールが非常に役立ちます。

あなたの目的やスキルレベルに合わせて、最適なツールを選び、業務の効率化や思考の整理に役立ててください。ぜひ、今回ご紹介した方法を試して、あなたのアイデアを視覚化してみましょう!
GitMindでフローチャート作成

評価:4.3 /5(合計24人評価)ご評価をいただいて誠にありがとうございました
著者: 関連カテゴリ: フローチャート, 裏技とリソース. 前回更新 2025/07/11