ER図の分かりやすい解説とおすすすめ無料ER図ツール

前回更新 2024/09/30 更新者

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ER図・実体関連モデルとは、データモデリングで使う設計手法であり、データベースのテーブルとテーブルの関連を図に表示するものです。データベースの構築要素を一目で分析したり、情報のコンテナを視覚的に理解したりすることができるので、データベース設計にとても役に立ちます。初めてER図を作成する方々のために今回の記事では、わかりやすくER図の作成ツールと実体関連モデル作成方法を紹介したいと思います。初心者の皆さんも心配なく利用してみてくださいね。
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目次

ER図基本的な概念と書き方

エンティティ

ER図は実体関連図とも言いますので、様々なエンティティ(モデル・実体)からなります。作成する前に洗い出したエンティティは分類される必要があります。

エンティティ

エンティティはリソースエンティティとイベントエンティティの2種類があります。リソースエンティティは例えば「ユーザー」「ショップ」「商品」などの基本データです。

リソースエンティティ

イベントエンティティは例えば「出荷」「受注」などの管理エンティティです。

イベントエンティティ

アトリビュート(属性)

属性とはエンティティ内の具体的な内容のことです。例えば「ユーザー」「商品」などあります。
属性だけでデータベースのテーブルとテーブルの関連を表すことができないため、他に「アイディンティファイア」「外部キー」「多重度」などを示す記号が必要です。それら記号の中でとてもよく使われているものについて「クラス図の書き方・用語や意味、およびクラス図作成無料ツールの説明」をご参考ください。

ER図属性

ER図を書く時のコツ

分かりやすいER図を作成するには、いくつかのルールやコツに従う必要があります。以下では最も重要なものを説明します。

  • 左から右に作成する
  • リソースエンティティとイベントエンティティは違う色で分類する
  • 正しい記号や矢印、線を使う
  • 書く前に洗い出したエンティティを分類してまとめる

ER図ツール8選

GitMind

価格:フリー利用可能
無料で使用できるオンラインマインドマップ、及び概念データモデル作るWebツール「GitMind」は、作図に役立つ様々な図形や矢印などが提供されています。さらに、図を非公開にしたり、他の人と共有したり、機密コンテンツが含まれている場合にパスワードで保護したりできます。テンプレートが多く用意されているから、ER図書き方はとても簡単です。最近ようやくGitMindのデスクトップ版がリリースされました。Webで作図したくない時に利用でき、とても便利です。もちろんWebツールと同じく無料でも利用可能です。

GitMind

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おすすめポイント:

  • オンライン無料で利用可能
  • 様々な実用な図形などが用意
  • URLで共有できる

Lucidchart

価格:無料(制限あり)。月間7.95ドル/一人
実体関連図作成ツールLucidchart を使用して、リレーショナルおよび論理的な方法でデータベース構造を視覚化します。ドラッグアンドドロップでの操作のおかげで、使い方はとても簡単になります。1から図を作成したり、DBMSからERD図を自動的に生成して、データベーステーブルをアップロードしたりすることもできます。また、ERDをMySQL、Oracle、SQLServerなどのデータベースサービスにエクスポートできます。

Lucidchart

おすすめポイント:

  • ドラッグアンドドロップで操作可能
  • ERDを自動生成可能
  • 作成したER図をデータベースサービスにエクスポート可能

Draw.io

価格:無料
Draw.ioは登録を必要とせずにER図を作る無料Webツールです。図の保存場所はGoogleドライブ、Dropbox、またはコンピューターのハードドライブに指定できますので、再編集や閲覧、共有が非常に便利です。異なる国のユーザーのために使用する時に言語を選択できます。さらに、JiraやConfluenceなどの統合されたプログラムに合わせて図を編集し続けることができます。

Draw.io

おすすめポイント:

  • 作成した図の保存場所を指定できる
  • 複数の言語をサポート
  • JiraとConfluenceの統合

Gliffy

価格:無料(制限あり)。個人:$ 7.99 /月、チーム:$ 4.99 /月
ER図の作成に役立つもう1つの作図ツールはGliffyです。このツールを利用すると同僚とリモートで共同作業することができます。以前の変更に戻してER図の変更を追跡することもできます。コラボレーションと変更の追跡に加えて、画像をインポートしたり、図表のエクスポートしたりできます。もちろんER図の書き方は上記のツールと同じく簡単です。

Gliffy

おすすめポイント:

  • 共同編集
  • 更新履歴の確認が可能
  • 図表のインポートと出力可能

Visual Paradigm

価格:無料(制限あり)。 標準:月額19ドル、プロ版:月額35ドル
Visual Paradigmは、無料のER設計図アプリです。ER図やを含む数百のテンプレートが用意され、データベースの構造を即座に作成できます。有効期限を気にすることなく、必要な数の図を作成できます。更に、このRE図ツールで作成した図を透かしのない画像でエクスポートできます。

Visual Paradigm

おすすめポイント:

  • 数多くのテンプレートが用意
  • 作成できるER図の数に制限がない
  • 透かしのない画像として出力できる

SqlDBM

価格:無料(制限あり)。基本:25ドル/月
ER図メーカーSqlDBMを使用してプロのER図を作成できます。ほとんどのWebブラウザで動作でき、いつでもどこでもER図を作成できます。バージョン履歴を提供して、リビジョンを比較し、null可能性、データ型、デフォルトなどの不一致を特定できることです。さらに、暗いテーマと明るいテーマ、およびプレゼンテーションなどの様々な目的に適した表示モードへのアクセスを許可します。

SqlDBM

おすすめポイント:

  • リビジョンを比較できる
  • カスタマイズ可能な表示モード
  • 明るいと暗いテーマの提供

DBDiagram.io

価格:無料(制限あり)。プロ版:9ドル/月
DBDiagram.ioは、ER図を作成するための優れたツールです。上記のツールとは異なり、コードを記述して図を作成します。つまり、キーボードを使った編集を楽しむユーザーにとてもお勧めしたいです。さらに、作成されたER図を画像またはPDF形式としてエクスポートし、クリックするだけで共有できます。また、データベースを更新する時に、Djangoやその他のWebフレームワークなどのデータベーススキーマをアップロードする機能を提供します。

DBDiagram.io

おすすめポイント:

  • コードを記述してER図を生成する
  • 作成した図を画像やPDF形式に保存可能
  • Webフレームワークからデータベーススキーマをアップロードする

QuickDBD

価格:無料(制限あり)。プロ版:14ドル/月
キーボードを使用してER図を作成したいユーザーにとって、QuickDBが最適なプログラムです。ER図をオンラインで共有して共同作業を行い、高品質のデータベース構造を作成することもできます。MySQL、Oracle、およびSQL Serverからのスキーマのインポートもサポートしているため、ER図をすばやく簡単に生成できます。

QuickDBD

おすすめポイント:

  • プロジェクトを保存して公開できる
  • スキーマを入力してERDを作成する
  • MySQL、SQL Server、およびOracleをサポート

最後に
実体関連モデルの目的はデータベースを構築することであり、データベース設計上でよく使われています。ER図とUML図の違いと言いますと: ER図は、データベースをモデリングするため、クラス図は提案されたシステムの構造を説明する図である。この2種類の図を区別できない方々は覚えてくださいね。
ER図自動生成ツールは以上8本紹介しましたが、その中で一番お勧めしたいのはGitMindです。日本語対応だけでなく、様々なテンプレートや図形、矢印が提供しています。更に共同編集ができ、作成されたER図を画像やPDFなどの形式で保存可能です。
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評価:4.3 /5(合計20人評価)ご評価をいただいて誠にありがとうございました
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